ハヤカワ版

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Die Herren der Straßen

ハヤカワ版722巻『《バルバロッサ》離脱!』で、本サイクルの鍵をにぎる種族Herren der Straßenの訳語が決定した。〈ロードの支配者〉というのは、Schwarze Sternenstraßenがブラック・スターロードになった時点...
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オーグ・アト・タルカン

ハヤカワ版で現在進行中のエスタルトゥをめぐる物語も第2部終盤。ブルやローダンがそれぞれの手段でたどりついたラオ=シン四太陽帝国――タルカニウム――の中心フーベイ。オーグ系フーベイ。事ここに到れば、アッタル・パニシュ・パニシャ、オーグ・アト・...
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猫を尽くしてカッツェンカットを待つ

1224話「Rückkehr in den Frostrubin(フロストルービンへの帰還)」において、ディン・ドンことシガ人ラファエル・ドングがおもむろにダジャレを放つ。「猫(カッツェ)は息をする。カッツェンカットは指揮をする」ハヤカワ版...
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悟り世代の指揮エレメントは暗黒洞の夢を見るか

過日、早川書房のサイトで、593巻『コスモクラートの敵』のアバンを見て、ちょっと悶絶した。夢見者カッツェンカット……。いや、Träumer(夢見る者)の原語で独文和訳する分には、なんの間違いもないのだけど。カッツェンカット(Kazzenka...
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1000話「テラナー」について (6)

1000話「テラナー」について、いよいよ最終回である。ローダン・ヘフト1000話の表紙には、こう書かれている。Der TerranerDie kosmische Bestimmung der Menschheit物語のタイトルと、あおり文句...
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1000話「テラナー」について (5)

1000話「テラナー」について、第5回である。ごやてんでもこそっとリンクを貼ってあるが、William Voltz のウェブサイトがある。ローダン関連のサイトができたのは90年代後半からなので、無論、フォルツ自身が関与しているわけではない。...
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1000話「テラナー」について (4)

1000話「テラナー」について、第4回である。ウィリアム・フォルツことヴィルヘルム・カール・フォルツは1938年1月28日生まれで、ちょうどローダン(1936年生)やブル(1938年生)と同年代である。第二次大戦中、徴兵をうけた父は補給船の...
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1000話「テラナー」について (3)

1000話「テラナー」について、3回目である。いきなりローダンと関係ない話でアレだが、わたしが高校生の頃、エルリックの翻訳目当てで買い始めた漫画誌WINGS(現在はウイングス)で、当時から唯一掲載が続いている大河シリーズ〈パーム〉。現在最終...
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1000話「テラナー」について (2)

1000話「テラナー」について、論じたりあげつらったり(笑)する本企画、2回目である。まず、本来は第3部「その男、ペリー・ローダン」で扱う範囲だが、セリフをひとつ引用する。ハヤカワ版(p201):「説明しにくいんだけど……調和のとれた光の波...
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1000話「テラナー」について (1)

今回のお題は、今更ながら1000話「テラナー」である。2015年7月、ハヤカワ版ローダン500巻『テラナー』が刊行された。以前850話「バルディオク」を取り上げた際にも書いたが、ローダン・シリーズの流れ的に、フォルツ・ストーリーはここにひと...