用語訂正:具象と抽象

ハヤカワ版380巻『拠点惑星への使節』(マール&ヴルチェク)が書店に並んでいるわけだが。“あとがきにかえて”にて用語の訂正が告知された。

訳が正しくない(とゆーよりコンセンサスの問題?)から次回から変更するそうな。

 × 化身クレルマク
 ○ 具象クレルマク

……珍しく人が誉めたらこれだよ(笑)
アヴァターラと考えた方がわかりやすいだろうに。具象と対になる抽象はなんだろな~。

コメント

  1. カール大公 より:

    問題(?)はこれを誰が何故直させているかですかねぇ。化身と具象化なんてどっちがどっちでもいいじゃない、という気が・・・、

    (某掲示板で見たような気がしますが)「テルムの女帝」という訳語が、次回後書きで、「やっぱり《サーム女帝》にします」とかならなきゃいいのですが・・・

  2. 西塔玲司 より:

    お詫びして訂正しなきゃならんことはもっと他にあるよーな気も……w

    それはさておき。えーと、具象と対になるものは抽象ですが、女帝にしろバルディオクにしろ、クリスタル情報ネットワークやら脳細胞ウェブやら、実体があるものですんで。かえって連想しづらくねーかなーと心配ですわ。
    ま、女帝には化身自体いませんし、今回の超知性体戦争だと、〈コンプ〉と〈小尊厳体〉の“挿し木”の方が対蹠的立場にありますね。

    「テルム」自体は、800話でもおもむろに登場する語なんで(笑)、それがサームになっても、英語読みってことで無問題だったとは思います。

  3. カール大公 より:

    382巻の後書きで五十嵐氏が意図について説明されてますね。10年間考え抜いた用語との事で、一応それなりの意図があっての「具象」という事は解りました。手先的意味を持たせたくての言葉との事ですが、問題は日本語で「具象」と言われてホムンク的存在をぱっと思い浮かべないことですかね・・・

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